世界史の勉強を始める前に……嫌いをマンガで克服する
世界史が「嫌い」なのに、いきなり参考書で勉強をはじめてはいけない。
勉強を始めても苦痛になってしまい、続かないか遠回りになってしまうから。
世界史が嫌いなのに受験で使わなければいけなくなってしまった人は、まず世界史マンガを読もう。(それか、受験できる大学を考えた上で科目変更をしよう。)
マンガを読めば、歴史全体に対するイメージを持つことができるし、高い動機をもって世界史を勉強することもできる。そのメリットは大きい。
さて、では具体的にどのマンガを読めば良いのか。
以下の2パターンのうち、自分がどちらに当てはまるか?を考えてみてほしい。(あるいは、本屋でこれから紹介する2つを立ち読み比較して、自分に合いそうなパターンを選んでほしい。)
1.だいぶ世界史に抵抗がある人/じっくりマンガで全体像を把握したい人
2.世界史の苦手意識をパッと取り去りたい人/現代社会や政治経済に興味がある人
1.だいぶ世界史に抵抗がある人/じっくりマンガで全体像を把握したい人
漫画版 世界の歴史
・時間がとてもある、世界史が苦手な人におすすめ。
・急がばまわれ。読めそうなら全部読んでから世界史に入ると良い。
・ボリュームは文庫10冊とかなり多めなので時間がある人にしかおすすめしない。
2.世界史の苦手意識をパッと取り去りたい人/現代社会や政治経済に興味がある人
ゆげ塾の構造がわかる世界史
・すぐに世界史の勉強を始めたい人には超おすすめ。
マンガと参考書(教科書)の中間のような本で、活字嫌いでもすらっと読める。
・世界史の面白さに気づける。世界史がどう現代において役に立つか知りたい人。
(政治経済に興味があるけど世界史をやらなければいけない、というような人は、この本を手に取るのがおすすめ。)
・通史全部がわかるわけではない。世界史の勉強のきっかけにしてみるとよい。
・この本を読んでから、「漫画版 世界の歴史」を読むのも全然あり。
さて、以上2つ。10冊と1冊という極端な2パターンを紹介しました。
たいていの人には最初に、「構造がわかる世界史」をおすすめします。
社会科は嫌いになってしまうと勉強がうまく進まない。自分が楽しく、興味を持てるレベルまで本の内容をカンタンにして、理解できるところからスタートするのがポイント。1冊目を教科書や参考書ではなく、マンガにすると確かに1歩目は遅くなってしまうように思うかもしれないが、受験の最後には「世界史が好き」ということが生きてくる。苦手・嫌いをマンガで克服して、得意科目を一つ作ろう!