フツーから早稲田へ。

「普通だった」高校生が半年の自宅浪人で早稲田に合格した受験術・戦略・勉強法を、分かりやすくお教えします。

時間が足りない!センター国語の時間配分と最後の時短術

センター国語を漢文まで受験する人に襲いかかって来る壁、それは、時間不足

センターはまちがいなく国語だけ難しい。(あの試験だけ別物だ)

 

でも、文句を言っている場合ではない。時間内にきっちり解き切り、センター利用を狙っている人は高得点がほしい。

今回の記事では、自分が実施していた時間配分と、今からでもできる時短ポイントをさずける。もくじは以下の通り。

 

1.私のセンター国語時間配分

評論:22分まで

小説:15分

古文:20分。難しければ+3分まで

漢文:15分(難しい場合もっと)

やはりタイトなスケジュールだ。

ここから教えたいのは注目すべきは小説の速さと、古文と漢文に対する考え方だ。

 

2.時短できる箇所

時短チャンス:小説=漢文>古文。

(評論文はじっくり解きたい派なのでこのくらいの時間をかけた。25分だと焦るので20分を越えるくらいにした。この辺は各自、読みが雑にならないように調整してほしい。)

一方で小説は、ほとんどの問題で評論に比べて読むべきポイントが抑えられている(登場人物の行動と動機) ため、時間を節約することができるのだ。

センターの解法が入ってない人は、演習に入る前にさくっとこの参考書にある解法をマスターしてからにしよう。正しいフォームを身に着けてから演習しないと、現代文の点数は上がらない。 

 

あとは古文・漢文。知識問題が即答できれば時短になる。

だから、(解釈の技術を上げていくのはもちろんやってほしいが)、即答できる文法問題、句形問題を増やしてほしい。

 

以下、下の二記事を直前期用にアレンジしてお送りします。

navigatortopass.hatenablog.com

navigatortopass.hatenablog.com

古文

上の記事で述べたように、演習以外でやることは2つ。

1.基本単語を習得する
2.基本文法を習得する

 

1.基本単語を習得する

navigatortopass.hatenablog.com

↑単語帳の記事はこちら。

時間のないセンター受験生には、「マドンナ古文単語230」がおすすめだ。

語義問題が答えられて、センター試験に必要最低限な知識もつく。

この単語帳にある単語の以外は類推で解く、と思ってもらって差し支えない。

 

・マドンナ古文単語230

シス単が合う人はこれ。すぐに出来て誰にでもおすすめできる単語帳。時間がない人はこれ一択。

 

2.基本文法を習得する

センター古文において、文法は非常に重要。大問2の基本文法の配点も高いし、大問1も文法力を駆使しないと答えられないからだ。

文法の総復習としては、今文法に自信があるかないかでオススメの参考書が変わってくる。

 

○古典文法に自信がない人はこちら。

・ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル

初学者からセンターレベルまで引き上げてくれるドリル式の文法演習書。○△☓法を活用しつつ、ハイスピードで終わらせよう。

 

○古典文法に自信がある人(2冊のうちどちらか選択)はこちら。

・基礎からのジャンプアップノート 古典文法

・基礎から学べる入試古文文法

すでに学校などで文法を一通り学習した人が、基礎の抜け・漏れをササッと復習するのにはこの一冊が最もオススメ。

 

漢文

早覚え速答法で最短距離をかけぬけろ

センター漢文は1ヵ月で対策可能だ。これは根拠なしに言っているのではない。漢文ではやることが極端に少ないからだ。

①レ点の付け方、返読、再読文字などの基本事項

②10パターンの句形

③100語程度の漢字の意味と読み

④演習(あまり分量は多くない)

 あと、念のため文学史を参考書1ページ分。しかも、句形と漢字の意味と読みはとても憶えやすい参考書があるため、もしやる気があれば2週間でインプットできるだろう。

その後、センターの過去問(本試)を10年分ほど解けば対策は完了する。

1ヵ月で対策することを推奨しているわけではない。3ヵ月くらいのスケジュールで余裕をもってこなしたいが、この完成の早さを考えると、「漢文を捨てる」ということがいかにもったいないか、がわかる。

基本句形の習得

 この参考書は全員必須。これを使えば、漢文のインプットをありえない早さで終えることができるだろう。

・漢文早覚え速答法

・句形が最も憶えやすい。

・憶えなくてはならない漢字も収録されている。

・暗唱文は確認程度に使う。

・勉強法や演習での「解き方」に関してはちょっとイイスギなところがあるので、信用しない。

取り組み方

「いがよみ公式」を音読して憶え、練習問題を○△×法で確認。2周目以降は練習問題の△と×のみ取り組み、憶えていないところを「いがよみ公式」で確認。

漢字はまず例文の中に使われている見出し語をマーカーで目立たせてから、その意味がわかるか○△×法で演習。(見出しだけでは意味がイメージしづらいため)

・暗唱文は暇つぶし。詩の形式と文学史は出るなら直前期に憶える。

 

以上、時短方法をまとめるとこんな感じ。

小説→センター用のフォームを学んで読むべきところに集中して時短

古文→文法問題を即答して時短

漢文→句形を憶えて、解答に活かして時短

 

焦る時期だけど、やること/やらないことをちゃんと決めて、がんばっていこう。

この記事に書いてあることも、できていれば適宜飛ばして構わない。

勉強時間あたりの効率のよいところだけ真似してくれたら嬉しい!