フツーから早稲田へ。

「普通だった」高校生が半年の自宅浪人で早稲田に合格した受験術・戦略・勉強法を、分かりやすくお教えします。

【心構え3】意志だけではなく環境も変える―意外と皆が知らない勉強場所

今回は志望校を決めた人向けの記事だ。

もしかしたらここまでを読んで「自分にも出来るんだ」と、闘志に火をつけた人がいるかもしれない。いたらとても嬉しい。ありがとう。

だから、そんな人のために今回は、今ついた火を消さない方法を教えようと思う。

というのも、やはり人間というのはなんでも、元々の性質に引っ張られてしまうらしい。運動は長く続かないし、怒りっぽいのもなかなか直せないし、30分の早起きさえままならないのだ。受験においてそれではまずい。今までの惰性的な、なんとなくの受験に戻ってしまったらアウトだ。(皆が皆そこまでひどくなかったにしても、今日からすぐに進化して欲しいと思うのだ。)

だからあえて厳しいことを言わせてもらう。心情の変化では人間なかなか長期的には変われない。悔しいことに、ブログを読んだだけじゃなかなか変われないのだ。

だから、気持ちだけではなく、行動を変えること。特に、環境を意識的に変えることだ。今から出来ることに取り組むこと(この後の戦略編で過去問について触れるが、それを読んで満足するか、実際に記事に書いてあることを実践するかで大きく結果が変わってくるだろう。僕は、後者の人はほぼ受かると思う。

もし君が受験生としてはうまくいっていなくて、気持ちを新たにするなら、おすすめの方法がある。まず一つは、環境を変化させる……つまり、自分の勉強場所をつくることだ。(もう一つは今度の記事で!)

本気になったのだから、良い環境に移って早速勉強を始めよう。自分だけの場所を見つけよう。

これから、たくさんの場所のメリットやデメリットを上げる。最後に、意外と皆が知らないおすすめの場所も紹介しよう。ちなみに、僕リムはたくさん試して、自宅7、図書館2、カフェ1くらいの割合で勉強した。なお、その3つの中におすすめはない。僕は間違っていた。(おすすめを予想してほしい)

 

1.自宅

◎無料。

移動時間なし。どんな格好でもいい。

好きに環境構築ができる。僕は押入れに入って勉強していたこともあるし(せまいとこが好き)涼しげで虫の心配がない時期はベランダにレジャーシートを引いて、机を持ってきて勉強していた。すごいはかどった。(家族から白い目で見られたが、大学でも話のネタになった)

×家族に左右される。思わぬ邪魔が入るかも。「ご飯よ~」「いまノッてきたんだけど……」は避けられない。

×意識的に外に出ないと気が滅入るかも。

×他人の目がないのでサボり放題。(マイペースに頑張れる人はOK)

×誘惑多し。今まで買い込んできたゲーム、漫画、ネットも見ようと思えばすぐ見える。携帯をいじっていても誰も文句を言わない。休憩時間のクオリティは上がるけど。

×移動時間なしなのはいいけど、それはつまりスキマ時間も発生しないということ。単語などに意識的に取り組まないといけない。

2.図書館(図書室)

◎無料。

◎うるさいこともあるが、そういう意味で直前期の演習がリアルな環境でできる。少しよくない環境で自分の実力を試せるのは大きなメリット。

×席が取れるかどうかわからない。長時間勉強するべきでない場所かもしれない。

×周りの環境が利用者の質に左右される。まぁ、毎回1つは少し気になることが起こると思っていた方がいい。

?息抜きに受験以外の本が読める。ただし脱線しすぎには注意だ。そんなことしている場合じゃない人も多いから、本が好きな人にとってはある意味誘惑かもしれない。読書は大切だけど、本読んでた時間は勉強時間じゃないよ!

3.カフェ

◎図書館よりうるさい。ハードな環境で演習できるぞ。

○自宅勉強などのアクセントにはなるかも。おしゃれで静かなところは確かに存在して、そういうところを見つけるとほっこりする。そういうところは高かったりして、たぶん毎日利用はできないけれど。

×つまり、相当集中できないと普通の勉強は向かない。

×かなりのコスト。かなり安いドトールであっても毎回毎回飲み物代は高い。

4.公民館

もし福祉が充実している地域なら公民館に自習ブースがあるかもしれない。クオリティの良し悪しはもはや運だ。

◎無料。

×(場所によるか?)子供がうるさい。(心のなかの声)「あの子ら勉強する気ないなー……大丈夫か。でも自分は今までこんなところに来てすらいなかったからこの子らのほうが上か。なんか悔しい」

×ピリっとした空間ではない

×まぁ閉まるのが早い。でかいデメリット。夜ノッてきてもお家帰ってご飯を食べなければいけない。そしてご飯を食べるとやる気が無くなる。

5.予備校の自習室

その予備校の運営者の実力によるけど、基本的にはよい環境だと思う。大きな不満がなければ使おう。上に上げたものよりも優れているのが殆どだと思う。(そうじゃなかったらその予備校はちょっとヤバイかも)

もちろんデメリットは、その予備校にいないと利用できないこと。すなわちコストがお高いことだ。

 

(また、厳密にはこの項目ではないが、学校の学習室は、閉まるのが早いからどうせ他の場所を併用することになると思っていたほうがいい。)

6.貸し自習室

おすすめはコレ!地域によってどんな自習室がいくらくらいの価格帯で、どのくらいあるかはまちまちだと思うが、受験勉強の大切さを考えると効果的な投資だと思う。カフェに高頻度に行くくらいなら、いろいろな公民館や図書館を難民のようにさまようなら……代わりにこのチョイスだ!

実際、僕の大学の仲が良い後輩(元ひきこもり)も貸し自習室を使い、早大受験をするという選択をした。結果は……「僕の大学の後輩」というところでわかるだろう!同じキャンパスで学んでいる。そう。見事合格した。継続的に頑張る環境づくりが必要だという判断が素晴らしいと感嘆した。謙虚に自分のこれまでの結果(べんきょうできていないこと)を見つめかつ、本気になったから出たアイデアだろう。

あ、大丈夫だ。僕は貸し自習室からお金をもらっていない。だから紹介もできない。「よしやったろ」って思ったら、今すぐ、「自分の住んでいる地域+貸し自習室」でググるなりヤフるなりして見てほしい。(このタブ邪魔じゃなかったらでいいから残してくださいね。)

そして、もしこれから暇なら体験や見学に行くといい!(この後解説する過去問分析をかましておいで)

◎集中できる環境を保証してもらえる

△静かすぎるから、直前期はあえてカフェで演習をしてプレッシャーかけるのもアリ

×そんな高価なところばかりではないはずだし、一日換算にすればほとんどが安価だが、お金はかかる。もし選択するなら責任持って勉強しよう。バイト代から出すなら、自分にハッパもかけられるし、親御さんに払ってもらうのなら、説得をしなければいけないから、勉強に対する自分の気持ちをもう一度整理してぶつけられるぞ。

いかがだっただろう。とにかくもう一度伝えたいのは、

気持ちが変わったならぜひ環境も変えてほしいということだ。

少し失礼なことを言えば、勉強してこなかった君らには勉強してこなかった仲のよい友だちや仲間がいる場合がほとんどだと思う。それらの人と少し離れ、黙々と勉強するための準備をしよう。

気持ちが熱い今、一歩を踏み出す、いや後戻りをしないために飛び込むこと。

そうやって環境を変えることではじめて、いままでと違う、合格に近い自分になれる。