フツーから早稲田へ。

「普通だった」高校生が半年の自宅浪人で早稲田に合格した受験術・戦略・勉強法を、分かりやすくお教えします。

特別記事:偏差値50以下からトップレベルの私大に受かるための夏の勉強方法を授ける!

逆転合格をしたい人、今の偏差値関係なく読んでくれ!

こんな人の夏を充実させたい

・英語偏差値47,国語偏差値45(古文40),社会偏差値45(政経)の

現役生。中堅公立に通っていて、授業での逆転は不可能。予備校は行っていない。

志望校は早稲田大学商学部。(※分かりやすい目標として設定。早稲商に限らず、最上位私大を狙う人なら今回の記事そのままのルートでOK。)

なお、現時点ではそりゃもちろんE判定

教科別現状:

英語:基本的な英文法に穴。センター長文は時間切れで最後まで読めない、構文を自分でとれない。長文も読み慣れていない。センター模試で5割くらい。

国語:現代文が安定しない。古文は壊滅。暗記事項も終わっていない。漢文も手をつけていない。

政治・経済:かなーりマイペースに進む、学校の授業で触れたところしかやっていない。定期試験でやっていないところはまったくわからない。

 

毎日10時間勉強できる前提でいく。

今弱気になった人は、まず心構えの記事を読んでほしい。

 

 

8月を二つにわける。

8月前半に集中してやるもの・通してやるもの・後回しにする(秋以降にやる)ものの3つがある。

到達目標

英語:読解にかかわる部分になる基本英文法をマスターしつつ、読解の演習をするための力+実際の演習で長文読解力をつける。前半は後半の怒涛の長文読解のためのおぜん立てに全力。なお、英作文が出題されるが、それは秋にまわす。

現代文:基本単語を急ぎ習得しつつ、読解法を習得する。

古文:弱点の文法を克服しつつ、読解演習をするための準備を急ピッチ。英語と同じく、単語と文法を急ピッチで進めることで、後半の読解の負担を減らす。秋から充実した読解ができるようになる。

漢文:やらない。秋からで間に合う。

政経:インプット一周。必殺の理解型インプットで他の受験生をリードする。

 

前半戦(2週間)

読解にかかわる部分(単語・文法)の習得に全力を使いつつ、

それが読解でどう生きるかも実感する!

英語:4時間15分

メニュー

①英単語:1時間15分

②英文法基礎:1時間30分

③英語長文:1時間30分

①英単語(1時間15分)

システム英単語Basic

15分×5

300語ずつ。見出し語のみ○△×法でやる。やり方は下の記事参照。

最初の1週間はStart up Stageをやる。(7日目は全メンテ)1週間でマスターしたら次の週はBasic Stageに挑戦する。これ以外に英単語はやらない。(※長文中の英単語をノートに書きだしたりはしてはいけない。音読で十分だ。出現頻度の高いシス単の単語に集中!!

navigatortopass.hatenablog.com

②基礎英文法(1時間30分)

・大岩のいちばんはじめの英文法

 

高校英文法どころか、中学英文法が少しわからなくても大丈夫。1週間ですべてやるペースで読み解き進め、2周目からは○△×法で高速メンテ。全部○になったら『成川の深めて解ける英文法』に進める。

③英語長文(1時間30分)

・英語長文レベル別問題集3,4,5

どれかからスタート。うち2冊。音読には復習含め、一日30分ほど使う。

 やり方はこちら。

navigatortopass.hatenablog.com

 

国語:3時間45分

メニュー

①現代文単語:30分

②現代文読解:1時間

③古文単語:45分

④古文文法:1時間

⑤古文読解:30分

 

①現代文単語(30分)

・ことばはちからダ!

30分を分解、隙間の時間に読み込む。基本の20語を理解。

 

②現代文読解(1時間)

・船口のゼロから読み解く最強の現代文

この1冊を前半で何としても終わらせる。2週間で通読&問題を解ききり、次の1週間で復習。夏休み後半はこれの復習をする。

 

③古文単語(45分)

 

・マドンナ古文単語230

40語くらいずつ。1週間で全部やりきろう。しかし最初は理解をする。

2周目は『システム英単語』のように使う。例文だけ確認して、わからなければ解説を読もう。そして例文の単語の近くに○△×法を施せ!

 

④古文文法(1時間)

 

・望月の古文教室

夏休みにこれ1冊終わらせる。理解を意識して、1時間で無理のないところまで読み込もう。アウトプットが不足するので、後半にやる。1週間1周ペースで!

 

⑤古文読解(30分)

・富井の古文読解をはじめからていねいに

 

 

本当にやさしい参考書なので古文アレルギーが出てしまう人も安心してほしい。読むだけ。1冊目は理解を意識して読み、2周目は分からないところにマーカーを引く。もちろん次に読むのはマーカーを引いたところだけ。後半もやるのであまり急ぐ必要はない。

政治・経済:2時間

・畠山のスパッと分かる政治経済 爽快講義

 夏休みはこの本をやりこみボロボロにしよう。僕のやり方であれば、夏休みに問題演習はいらない。一日に4講進める。想定の生徒なら、爽快講義+爽快問題集+過去問研究+時事問題対策(で、順調にいき、時間がもし余れば問題演習をプラス)のプランを取るといいはず。以下の記事必読。

最初の2週間で政治を終わらせろ!!!*1

navigatortopass.hatenablog.com

 

後半戦(2週間)

前半戦でのおぜん立てを生かし、基本事項の完成と読解での飛躍を体感!!

 

英語:4時間45分

メニュー

①英単語:1時間(前半比-15分)

②英文法基礎:1時間(-30分)

③英語長文:1時間45分(+15分)

④英文解釈:1時間(new!!)

①英単語

システム英単語(継続)

前半と同じく300語ペース。(1周やりきった後の復習は1.5倍~2倍のハイペースで進めよう。)目標は夏休み終了までにEssential Stage終了。

これをやりきれば秋の模試で絶対に結果が出る。(読むスピード・正確性が格段に向上うするはず)

②英文法基礎

・大岩のいちばんはじめの英文法(継続)

大岩を○△×法で完璧にしたら『深めて解ける!英文法』に移ろう。

成川は9月の完成を目標にしたペースでやっていこう。

・深めて解ける!英文法

③英語長文

・英語長文レベル別問題集3,4,5, 英語長文ハイパートレーニング2,3 

 

音読にとれる時間が増えている。いままでやった長文を完璧にするために、45分たっぷり復習としての音読に使おう。これで受験生のトップクラスに肉薄する精読力と、必要なだけの速読力もつく。夏だけの勉強で過去問レベル一歩手前まで到達するのだ!(後2~3冊で過去問が解けるだろう!)

④英文解釈

・英文解釈基本はここだ!

英文法でやったところが出てきて嬉しく感じると思う。それらの知識を読解へ生かすためには、これ以上ない本だ。

1週間で通読できるだけの力をつけていると思う。例文を○△×法でやりこもう!

解説は知らなかったところだけマーカーを引き、それ以外は読まない。

navigatortopass.hatenablog.com

navigatortopass.hatenablog.com

 

・入門英文解釈の技術70

『基本はここだ!』を短時間で終わらせてしまった人のためのオプション。

9月にとってもお世話になる参考書。詳しくは上の記事参照。

 

国語:3時間45分

メニュー

①現代文単語:15分

②現代文読解:1時間

③古文単語:30分

④古文文法:1時間

⑤古文読解:1時間

 

・現代文単語(15分)

・ことばはちからダ!(継続)

20語が出てきたら、頻出テーマを把握しよう。勉強の合間の読みものとして。

 

・現代文読解(1時間)

・船口のゼロから読み解く最強の現代文

復習。解き方を自分の中に移植していく感じで解きなおしをする。もしやりきってしまうようなら『最強の現代文 レベルアップ問題集』へ。

 

・船口の最強の現代文 レベルアップ問題集

  

ここまで入れたら現代文はペースダウンしてよい。現代文は2日に1問読めば十分なのだ。

④古文単語(45分)

・マドンナ古文単語230(継続)

例文をミニマルフレーズのように使い、すばやくこなしていこう。

 

⑤古文文法(1時間)

・望月の古文教室(継続)

ここに書いてある記述は最低限だ。理解するまで読み込みを!

・ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル

望月古文で読んだところをこれでアウトプットしよう。解説は必要十分なので、わからなければ望月に戻る。

⑥古文読解(30分)

・富井の古文読解をはじめからていねいに(継続)

わからない記述をなくしていこう。著者の読み解き方が自分のものになれば、

古文アレルギーからの脱却はほぼ終わっている。

 

・土屋の古文講義1

もし終わってしまったら、問題演習としては解説が異常に詳しいこれをやろう。

やるのは少しずつでよい。秋からでも間に合う。無理に入る必要はない。

 

政治・経済:2時間

・畠山のスパッと分かる政治経済 爽快講義

さぁ、経済を終わらせよう。時事まで一通り終えてしまえ!これをやりきれば自信が本当に付くだろう。予備校に通っている人は国際政治などの単元数個を詳しくやって終わりのはず。これで差を縮めるどころか、追い抜ける。

 

やりきるポイント

好きな教科からやってノせる。苦手教科をはさみこむ

暗記モノを分割

・スピードを重視。わからないところに悩む時間がもったいない。繰り返しやるようになっているので安心してほしい。

理解型、演習型、暗記型の3種類に分け、同系統の勉強を続けない

 

・週に一度なら休んでも大丈夫。

休みたい日がある場合→古文単語を除いて、国語を抜く。ただし古文文法だけは毎日やっておきたい。次点で抜いてよいのは政経絶対に毎日やるべきなのは英語。特に英単語と前半の英文法は抜いてはいけない。英語長文も優先度が高い。毎日読んで自信をつけよう。

 

秋からは…

現役生ならば、学校が始まってからの勉強時間は、とれて6時間だろう。夏よりも時間のマネジメントが厳しくなると思う。英語3時間、国語1時間半、政経1時間半の配分がよいだろう。単語の勉強はスキマ時間にやって、余った分だけ机に向かってやる。

単熟語1時間、文法30分、読解1時間半という配分が理想的だ。

 

英語:英熟語を追加。『ALWAYS1001』(必修構文からやる)がお勧めできる。成川英文法を復習しつつ、○△×勉強法を9月までに完成させたい。読解では、ハイパートレーニング3まで終わらせた後、過去問研究を必ずやり、その後『佐藤ヒロシの英語長文が面白いほど解ける本』など、解き方に主眼を置いた参考書に入る。

現代文:船口系を選択したので、『最強の現代文1・2・3』を2ヵ月かけて終わらせる。2日に1題くらいのペースでやるといいだろう。現代文は毎日やらなくてもよいのだ。ことばはちからダ!もメンテする。10月には過去問研究をやり、『田村の現代文講義2』読解現代文問題集 難関大編』 

古文『ステップアップノート』のメンテをしつつ、読解に進む。古文のルートについては後日更新。『土屋の古文講義』『中堅私大古文演習』などがおすすめできる。古文の演習は現代文と交互にやるのをお勧めする。

漢文『早覚え即答法』一択。余裕が出てきたら『ジャンプアップノート』で補完するのもアリ。後日更新。必ずしも9月からスタートする必要はなく、10月からでよい。

政経:畠山ルートを取っている。『爽快講義』の重要単語を○△×法でやっつけつつ、『爽快問題集』でアウトプット。進み具合によって、一日1時間~1時間半くらいにするといい。

 

おつかれさまです

ここに書いてあることが全部できれば、いい夏になると思う。なるべく理解しやすい参考書を選んだので、時間をたっぷり取って、じっくりと取り組んでほしい。1週間きちんと取り組めれば、勉強の面白さにも気付くと思う。

ここまでイマイチだった人も、ひと夏を熱く過ごしてぶち伸びよう!!

 

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長い記事(実は8200字[!!]ありました。)をお読みいただきありがとうございました。 

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*1:アナーキストではない。