フツーから早稲田へ。

「普通だった」高校生が半年の自宅浪人で早稲田に合格した受験術・戦略・勉強法を、分かりやすくお教えします。

「和文英訳」「自由英作文」「要約」を確実に取りにいく

和文英訳と自由英作文、そして要約。この3つのページを同じにしたのは、この二つが同じ基礎力をベースにしているのだ、その基礎力とは、英文を正確に書く力だ。

だから、使用する参考書も被る。どちらにも重要な基本の「書き方」を身に付けたあとは、

和文英訳をする人はさらに英訳の演習をしながらたくさんの文を憶え、

自由英作文をする人はパラグラフの書き方や論理展開の仕方を学び、

要約の場合は着眼点とまとめ方を学ぶといったことになる。

 

共通の力―簡単な文を正確に書く力

・ドラゴン・イングリッシュ

ドラゴン・イングリッシュ基本英文100

ドラゴン・イングリッシュ基本英文100

 

「英作文」と名のつくものをやる人は必修

このドラゴン・イングリッシュ、和文英訳の出る大学、おもに国立大学を志す人は知っている人も多いのではないだろうか。(東大志望は必須だ。)

だが、自由英作文にも例文暗記は必要だ。知っている単語を使っても、減点なく文章を書ける人はほとんどいない。やはりここは、ベースとなる文章を憶えて、それをアレンジしていくというやり方をとるのが確実かつスピーディだ。

大きく「英作文」というものをやる人はこの文を100個完璧にして、「基本的な文を作れる」状態にしなくてはいけない。

やり方

日本語を見る→一瞬で英文が頭に浮かぶかどうか。例文と同じものを作る。

もちろん、○△×法でチェックする。最初は1日5個ずつ解説を理解しながら進めて、2周目からは10個くらいずつのペースで前回の復習も交えつつやるのがおすすめ。付属のCDは使いやすく、本当に暗記の役に立つ。(これを聴きながらよく散歩していた。車に注意。)

 

・入門編 英作文のトレーニング

入門編 英作文のトレーニング

入門編 英作文のトレーニング

 

対象は限られる

ドラゴン・イングリッシュにいきなり入るのが不安で、かつ時間をかけてじっくりやれる人は、ドラゴン・イングリッシュに入る前にこちらをやろう。入門編といいつつ、けっこう重いので、かなり時間のある人だけ。

 ドラゴンイングリッシュより説明が詳しい(初心者向けだ。ある意味、長い)。

何度も言うが、ドラゴン・イングリッシュにすぐ入れる人はその1冊だけでOKだ。

やり方

この例文100個も暗記するのが目標。最初は解説を読み込み、理解を重視するが、次は日本文だけで確認。○△×法で徹底して模範解答のうち一つの暗記をし、わからなくなったところだけ解説を参照すればよい。毎回解説を読み込む時間はない。

和文英訳

CD2枚付 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本

CD2枚付 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本

 

 

竹岡広信の英作文〈原則編〉が面白いほど書ける本

竹岡広信の英作文〈原則編〉が面白いほど書ける本

 

 発売日を見て分かるとおり、<原則編>は旧版なのだが、僕はこちらを使った。(早稲田文化構想に必要かは微妙だ。併願の横浜市立大対策として。)

英訳が難しい京大以外なら、ここまでやれば英訳でビハインドを食らうことはないだろう。

やり方

これも例文暗記に力を入れる。最初は難しくて、「こんなの解けるかよ」と思うかもしれないが、初見で解ける必要はない。憶えればよいのだ。

本冊の解説はなんでこういう解答になるのか分からなくなった(忘れてしまった)時だけ参照すればいい。この旧版が優れているのは、別冊だけで復習ができるところだ。1周目で別冊に解答を赤ペンで書き込み、次回は赤シートで隠しながら、適当なノートや紙切れに解答をする。(さすがに書いた方がいい)別冊の日本語の訳せなかった部分にマーカーを引き、以降その部分ごとに○△×法でメンテする。(「英文解釈の技術」シリーズの復習法とほぼ同じだ)

 

 

自由英作文

 大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編

大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編

大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編

 

 自由英作文対策の決定版。

まともな文を書く力がある人(なお、その力をつけるのが難しい。ドラゴン・イングリッシュをがんばろう)なら、この本の自分の志望校が出す問題を読んで、2~3題の演習をこなすだけで、書き方がわかり、合格点を取ることができる。

さらに過去問演習をすれば、他の受験生と差がつく答案が書け、配点の高い自由英作文でリードすることができるだろう。自由英作文を課される大学の受験生は必携だ。(予備校の受講と比べてみよう、1冊で済むのだから安すぎる。なんだこれは。)

やり方

第一部は全員必読。演習する前に何度も読んで、頭に叩き込もう。文法や語法の整理の項も今までの英作文の知識を確認でき、これから運用するための橋渡しになるだろう。

 

要約

英文を一文で要約するタイプ、つまり早稲田文・文化構想などで出している問題。その解説が世界で一番すぐれている。 (もちろん、要約の参考書全部を確かめたわけではないが、これ以上の解説はちょっと考えられない)

僕を早稲田大学文化構想学部に受からせた本だ。英語で緊張し、長文問題で大きなケアレスミスをした僕だが、要約で満点を確信する答案を書きあげ、合格した。この本の手法を使ったのだ。

なんと早稲田が以前公表した、採点のつけ方まで詳しく載せてくれているので、どんな答案を書けば合格できるかが一発でわかる。

もちろん、昔ながらの東大型の要約問題の解説も詳しくなされている。要約問題が出るという人は必ずこの本をチェックしておこう。

やり方

演習問題を解いて、解説を何度も読み込む。要約問題を解く度にこの本を参照するとよい。要約のほかに国立型の問題が出ない人は、要約の部分だけかいつまんでやってOK。それでも本の値段以上の価値が絶対にあるはず。

 

 なお、先ほど紹介した英作文 ハイパートレーニング 自由英作文編 の演習にも要約問題の解説がある。さらに詳しく学びたい人はこちらも参照するとよいだろう。

大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編

大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編

 

 

 

なお、自由英作文、要約の対策をしている人も、ドラゴン・イングリッシュだけでは例文暗記が物足りなくなる場合があるかもしれない(もっと高度な文を書きたい、すらすらとさまざまな表現が出るようにしたい、という場合)

 そういう時は先ほど和文英訳で紹介したこちらを使おう。

竹岡広信の英作文〈原則編〉が面白いほど書ける本

竹岡広信の英作文〈原則編〉が面白いほど書ける本

 

 やり方は和文英訳の項で述べた通り。

 

ただし、ドラゴン・イングリッシュが完璧であり、演習を10題以上こなした人のみ導入を検討すべきだ。(もちろん、他の分野の進み具合とも相談すべき)

ほとんどの場合は、ドラゴン・イングリッシュ+(自由英作文・要約)分野別の2冊で攻略できるはず。勉強時間に余裕があり、英作文で絶対にミスしたくない人向けだ。

出題される人は、配点の高さが気になるこの3分野。苦手な人も多いが、合格には必ずやりこみが必要だ。特に私大受験生がおろそかにしがちな例文暗記を進めて差をグンとつけ、合格してほしい。

 

 

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