英語勉強法:はじめに
重視すべき英語力は何か
長文読解力+個別問題=最短合格
このブログでは、配点が高く、安定度の高い(誰でもおすすめ参考書をやれば高得点を取ることができ、本番で大崩れしない)読解問題で高得点を取るための記事に力を入れている。そして、それを可能にするのが、
- 単語・熟語の知識
- 基本的な英文法(読むための英文法)
- 読解力(=英文解釈力+時間内に読み終える力+解く力)
の3つだ。まず私立文系受験生なら、ほとんどの人にとって、重要科目は英語だろう。そして英語の中で重要なのはこの3点なのだから、この3つの力を蓄えるために勉強時間の大半を割くべきだ。そして、基礎力がついてきたころに個別問題の対策をする。
和訳や英訳がたくさん出る国立大志望の人も、文章を読めなくては始まらないのだから、最後に解く問題は違えど、この3点は求められているものだとして意識すべきだろう。
難関私立はなんといっても長文読解
実は、難関私立入試ではバランスのよい英語力なんて求められていない。
リスニングは一部でしか課さないし、スピーキングは面接が課されない限りまずない。ライティングは自由英作文などの形で増えてきたが、やはりなんといってもリーディングの実力が問われている。そう、長文読解だ。
分析をしてツボをつくべき個別問題
個別問題は、過去問研究に基づく分析に合わせた対策が必要だ。
「出ないものはやらない」をキーワードに、各要素の記事を参考にして、
正しい勉強法とおすすめの参考書で効率よく点数をもぎとってほしい。
難しすぎる問題など、得点効率が良くないものもあるので、配点もよく考えよう。
要素分解―8つを必要な分だけ組み合わせた戦略を
英語の勉強を大きく8つに分けた。重要度も簡単にマークした。
ただし、総じて、ということなので、過去問研究は必須だ。
◎→最重要、○、重要、△、重要でない
①英単語・英熟語→全員◎
最初にトコトン力をいれて、最後まで。
②英文法→全員△。ただし英語が苦手な人は○本当の基礎のところだけやる。本当の基礎以外は、最後に総点検するだけで十分。
③英文解釈(和訳演習)→英文解釈という意味では全員◎みな速読に踊らされすぎて、解釈がおろそかになっている。正確な解釈あっての速読ということを忘れてはいけない。
④長文演習→長文が出る人全員◎。最重要。効率よい演習と復習で全員高得点を狙うべき。
(ここで音読をやれば速読を意識する必要もない)
---------------------------------ここから個別問題---------------------------------
⑤和文英訳→配点が低い人は△。自由英作もする人は英訳力が下地になるので、例文暗記は◎。国立は◎の人多数。
⑥自由英作文・要約→出る人は◎。配点が高く、得点効率が良い。
⑦リスニング→完全に配点による。もともと得意なら△。
⑧その他特徴的個別問題:語文指摘、整序、会話、発音など
→自分の実力と配点を加味して決める。勉強の順番は一番あと。
基礎の定義―最初にやるべきは何か
重要な項目の中でもさらに優先度がある。
たとえば、英単語は最重要だ。最初は特にまとまった時間を取らなければならない。
それはご存知のことだろう。では、なぜ最重要か、正確に答えられるだろうか?
ほかの英語の学習すべてに影響をきたすからだ。
問題を解くのが遅くなるだけではない。分からない単語に気をとられ、ほかの部分に集中できなくなるというデメリットもある。長文演習をしているはずなのに、単語だけ復習している人はいないだろうか?問題の解き方や構文解釈にその時間が使えないことで、どんどん差がついてしまう。
読むための英文法や、基本の英文解釈の方法も、分からないと他の学習に影響を与えるため最初に押さえておく必要がある。自分の勉強で何回も出てくるものを、先にやっつけてしまうのだ。
こういったものを僕は「基礎」と定義したい。
(基礎は「簡単なこと」という意味ではないのだ。)
逆に、個別問題の対策はより後回しにしてよいものだ。
もちろんこれは、英語に限らない。ほかの科目でも同様だ。
お次は、各要素の勉強法をご覧ください。
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